Home Philosophy Vision About Contact
Philosophy

言語化できないものを、
切り捨てない。

SYMthinkの全ての思想と技術は、
ひとつの公理から始まっている。

出発点としての公理

人間を構成するものには、言語化可能な知識の総和(Σ)と、どれほど言葉を尽くしても言語化しきれない余剰(u)がある。そして、この余剰は決してゼロにならない。

この公理は、15年以上にわたる透明性の実践——自分自身を徹底的に言語化し続ける営み——から導かれた。言語化を極限まで推し進めた先に、なお残るもの。それこそが人間の本質であり、暗黙知の源泉である。

Human = Σ(言語化可能) + u(余剰)
Σ = sum of all formalizable knowledge
u = the surplus that resists language
u ≠ 0

余剰とは何か

経験の厚み

30年間現場で培った「勘」、言葉にならない判断の根拠、身体が覚えている技。形式知に変換するほど、こぼれ落ちるものがある。

感情の文脈

同じ言葉でも、誰が、いつ、どんな表情で語るかで意味が変わる。語りに宿る感情の奥行きは、文字には還元できない。

関係性の余白

師匠と弟子の「間」、組織の中で暗黙に共有される空気。人と人の間に生まれる知は、個人に還元することができない。

思想の源流

SYMthinkの思想は、理論の世界からではなく、一人の人間の実存的な問いから生まれた。

Age 16
コギトの独立発見
デカルトを知らないまま、「疑っている自分は存在する」という認識に独力で辿り着く。自己の存在を問うことの始まり。
2009–
15年以上の透明性実践
15年以上にわたる個人的な苦闘と深い内省を経て、自分自身を完全に透明にする実践を開始。言語化を極限まで推し進める中で、「どうしても言語化できない余剰」の存在に気づく。
The Axiom
u ≠ 0 の発見
言語化不能な余剰は、知識の欠如ではなく、人間の本質的な構成要素である。この認識が、SYMthinkの全ての出発点となった。
Convergence
理論と実務の合流
コンサルティング、製造業、金融——異なる世界で見てきた「形式知化されない知」の構造が、ひとつの体系へと収束していく。野中郁次郎の知識経営理論との並行的な到達。

三つの設計原理

すべてのプロダクトと事業判断は、この三つの原理に従う。

1

Transparency

透明性

自分を知ること。自分を偽らないこと。透明性は弱さではなく、最も強靱な基盤である。SYMthinkの全ての技術は、この原理から生まれている。

2

No Losers

敗者を作らない

独占ではなく市場拡大。ゼロサムではなくポジティブサム。比較不能な独自性の上に、全員が豊かになる構造を設計する。

3

Narrative First

語りが先にある

知識は語りの中に宿る。データ収集ではなく、語りの引き出しから始める。愚痴も、不満も、回想も——すべてが暗黙知への入口になる。

語り × 存在論
技術的競争ではなく、理論的競争

多くの暗黙知アプローチは「センサー × AI」という技術の組み合わせで解決しようとする。SYMthinkはそこでは競争しない。

語りと存在論(あるものをあるがままに受け取る思想)の組み合わせによって、暗黙知に「接近」する。完全な形式知化ではなく、u に漸近し続ける設計。これが、比較不能な独自性を生み出している。

Surface
語り・体験・記憶
語りとして表出するもの
Structure
パターン・法則性・構造
対話と検証で浮かび上がるもの
Formalized
形式知・共有可能な知
組織の資産として活用できるもの
Remainder
u — 言語化不能な余剰
決してゼロにならない。だからこそ循環が続く。

ゼロサムを超える

SYMthinkは「敗者を作らない」ことを設計思想の中核に据える。
これは理想論ではなく、構造的な設計方針である。

Rejected

ゼロサム

限られた市場を奪い合う。他者の敗北を自社の勝利の条件とする。独占によって利益を確保する。

知識を囲い込み、情報の非対称性を武器にする。教える側と教わる側の固定的な関係。

Embraced

ポジティブサム

市場そのものを拡大する。比較不能な独自性によって、競争の土俵自体を変える。全員が豊かになる余地を設計する。

知識を開放し、暗黙知の民主化を実現する。誰もが語り手であり、誰もが知の創造者になれる構造。

「言語化を極限まで推し進めた先に、
なお残るもの。
それを切り捨てない技術を作る。」
SYMthink LLC — Founded on the axiom u ≠ 0
← Back to Home